内ももに脂肪がたっぷりついて、まったく隙間がない足でお悩みの人も多いと思います。
モデル体型を目指す女性でも、細マッチョを目指す男性でも、内ももに脂肪があるのは気になりますよね。
そこで今回は、ボールを使って簡単に内ももを引き締める方法をご紹介します。
内ももの筋肉とは
まずは内ももの構造についてご説明します。
内ももについている筋肉には大内転筋(だいないてんきん)、短内転筋(たんないてんきん)、長内転筋(ちょうないてんきん)、恥骨筋(ちこつきん)、薄筋(はっきん)があり、これらを総称して内転筋群(または単に内転筋)と呼びます。
この内転筋ですが、実は日常生活においてはあまり使われていません。
というのも、内転筋は主に股関節の内転、股関節の屈曲、足の開閉などに作用する筋肉であり、歩行や屈伸時にはほとんど作用していないのです。
そのため、筋力としては弱く、衰えやすい筋肉です。
(しかも、一度痛めてしまうと治りが遅いという特徴もあります)
このように、内ももには普段からあまり使用されることのない筋肉がついているので、当然のように脂肪が付きやすい部分でもあります。
また、脂肪がついてしまうと、トレーニングなしでは落とすのが難しい部分でもあります。
つまり、内ももにある内転筋を日ごろから鍛えておかないと、どんどん脂肪がついてしまう訳です。
「内ももに隙間ができない」とお悩みでしたら、トレーニングで内転筋を鍛えて引き締めるしかないということになりますね!
内ももの引き締めトレーニングをするメリット
正直にいって、内転筋のトレーニングは地味です。
ただし、美容や健康面を考えると、是非とも鍛えておきたい場所でもあります。
メリット1:脚がカッコ良く見える!
男女問わず、内ももを引き締めたいと考える人の多くは、隙間を作りたい(=脂肪を落としたい)からでしょう。
単純な視覚効果なのですが、同じ長さの物でも太さが細い方が長く見えますよね。
つまり、内ももに隙間があれば2本の長い脚に見える訳ですが、隙間がなくてくっついていると、1本に太くまとまっているように脳が錯覚するため、脚が短く見えてしまうのです。
例え視覚効果であったとしても、脚が長くてカッコ良く見えた方がいい訳ですから、内ももの隙間が重要になってくる訳です。
また、内ももの筋肉が引き締まって発達してくると、直立時の体勢が安定し、姿勢がよくなります。
これもカッコよく見られるポイントの一つですよ!
メリット2:骨盤が安定する
近年では、ダイエットやスポーツ、健康、美容などの分野において骨盤が重要だと言われるようになってきました。
骨盤がズレていると、「血行不良とそれによる冷え性」「リンパの流れが悪くなり老廃物が溜まる」「基礎代謝が落ちて太りやすくなる」「栄養素が体中に行きわたらない」「スポーツ時のパフォーマンスの低下」「姿勢が悪くなる」などの悪影響があると言われています。
これだけ悪影響があるのだから、骨盤のズレには気を付けたいですよね(^^;)
そんな骨盤のズレを防止し、安定させる役目をになっているのが内転筋なのです。
内転筋が発達すると骨盤を安定させ、横ズレから守ってくれるようになりますよ!
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メリット3:むくみの解消
いくら運動や食事制限をしても体の引き締めができないという人もいると思います。
そんな人は脂肪以外に老廃物も溜まっているのかもしれませんよ。
老廃物が溜まってくると、膨らませた風船のように体中がパンパンに腫れてきます。
つまり、体中がむくんでいるから太って見えるのです。
むくみに伴いしびれはありませんか?
今すぐにむくみの原因である老廃物を排出する必要があるということになります。
そこで重要になってくるのが下半身の筋肉です。
ふくらはぎの筋肉によって押し出された血液は、その後内ももにある静脈を通って心臓へと戻っていきます。
その時に老廃物も運搬されていく仕組みになっていますから、内ももを鍛えて血行をよくしておくと、老廃物を綺麗に運び去ってくれることになります。
この溜まった老廃物を排出するだけで、数㎏ほど体重が落ちる人もいるんですよ!
さて、ここまでお読みいただいた通り、内ももを引き締めることで様々なメリットがありますし、引き締めるためにはトレーニングが必要です。
とは言っても、元々筋力の低い内ももですから、いきなり強度の高いトレーニングをすると痛めてしまいます。
そこでおすすめなのが、ボールを使ったトレーニングです。
<ボールを使ったトレーニングのやり方>
- 椅子に座り、ボールを膝の間に挟みます。
- ボールを両内ももで押し潰すように力を入れていきます。
- 3秒ほどの時間をかけて押し潰したら、限界のところでもう3秒間キープします。
- これを15回×3セット行います。
ボールが手元にない場合は、タオル、座布団、クッション等、柔らかく弾力のある物であればOKです。
また、椅子に座らずとも、仰向けに寝て行ってもOKです。
ポイントは息を吐きながらじっくりとボールを押し潰し、息を吸いながら戻すことです。
頻度としては毎日、あるいは2日に1回はやるようにしましょう!
このように、内ももの引き締めは、「足を閉じる」という動作に負荷をかけて行います。
他の部分のトレーニングに比べてフォームが簡単ですし、高価な器具も必要ありません。
ある程度内転筋が発達した人であっても、ボールが他の器具に変わるだけで、効果的なトレーニングは「足を閉じる」という動作なのです。
むしろ、元々非常に弱い筋肉なので、あまり強い負荷をかけてしまうと簡単にケガをします。
自分の筋力を過信せず、最初は必ず負荷の軽いボールやクッション等から始めてください。
無理に高い負荷のトレーニングをしなくても、内ももの引き締めはボールで充分ですからね^^b
まとめ
内ももを引き締めるには内転筋を鍛える必要があります。
ジムのマシンで鍛えるのも良いのですが、初心者のうちはケガをするリスクがあるので、ボールなどの柔らかくて負荷の軽い物を使うようにするのがポイントです。
また、内転筋を鍛えていくと、骨盤のズレを防止したり、むくみが解消されるなどのメリットもあります。
どちらもカッコいい体を作るのに重要なことですよね!
内転筋は地味な筋肉なので鍛えない人も多いようですが、実はとても重要な部分でもあるので、しっかりとトレーニングに取り組んでくださいね!
なお、こちらの記事も参考にしてください。