~桐生選手100m日本男子初9秒台記念 過去記事紹介~
今回は陸上短距離で期待されている桐生選手をピックアップしたいと思います。
あなたは、桐生選手の名前ぐらいは知ってますか?
実は100mで日本歴代2位の記録10秒1を持っているのが、桐生選手(現在大学生)なんです!現役選手ではもちろん日本1位です!!
だから、リオオリンピックでも期待大でしたが、見事400mリレーで銀メダルを獲得しました!
決勝では、予選と同じ山県亮太選手(24)飯塚翔太選手(25)、桐生選手(20)、ケンブリッジ飛鳥選手(23)のオーダーで臨んだ日本は、37秒60の日本新&アジア新記録で銀メダルを獲得しました!!
銅メダルを獲得した2008年北京オリンピック以来、2大会ぶりのメダルで、日本短距離界の快挙です!!
まず、山縣選手のスタートも良かったです。そして、少しバトンでもたついた印象もありましたが、それでも飯塚選手が我慢し、桐生選手がいいバトンパスでほぼトップスピードで少しリードぐらいの走りでした。そして、最後のアンカーのケンブリッジ飛鳥選手の粘りも凄かったです!!今までの日本人のカラダなら減速して、抜かれていたでしょう。そこを後半の伸びで耐えて、ジャマイカに次いでの2位:銀メダルです(^^)/アメリカにも勝っていますよ!!
ジャマイカの黄金時代もそろそろ終わりかもしれません。ボルトもパウエルももうそろそろ引退です。日本選手はみんなまだ若いですから、次のオリンピック400mリレーでは金メダルがいけるかもしれませんね!
そんな桐生選手ですが2017年8月5日から始まる世界陸上で、リレー選手として活躍して、またメダルを獲るかもしれませんかもしれません!!
リレーメンバーの自己記録が皆速くなっているので、期待大です。
せっかくですので、あの最高の走りを動画でチェックしておきましょうか!
なお、400mリレーの他のメンバーについても以下の記事で紹介しています(^^)/
【短距離200m日本代表】飯塚翔太が復活! 筋肉や彼女など徹底調査!
【動画あり】なぜ陸上のケンブリッジ飛鳥の筋肉、特に腹筋がスゴイのか?祝400mリレー銀メダル!
では、桐生選手は、どんな人で、どんな体で、どんな筋肉をしているのでしょうか?それではチェックしていきましょう!
1.桐生選手のプロフィール・記録
まず、基本的なところを抑えておきましょう!
- 本名:桐生祥秀
- 生年月日: 1995年12月15日 (20歳)
- 身長:175㎝
- 体重:68キロ
- 出身:滋賀県彦根市
- 自己ベスト:100m 10秒1(現役の日本人選手の中で1位の記録)
1)桐生選手の小学時代
小学生の頃はサッカーをやっていました。ポジションはゴールキーパー。ケンブリジッジ飛鳥選手も小学生時代はサッカーをやっていました。やはり、色んなスポーツを子供の頃にやって、専門の競技に出会うっていうのが今後主流になっていくのかもしれません。
2)桐生選手の中学時代
彦根市立南中学校に進学すると共に、陸上部に入部。中学時代は200mで中学歴代6位の記録となる21秒61を出すなど、速さの片りんを見せ始めている。ただ、故障しがちでハムストリングスの肉離れや腰痛に苦しんだ時期でもあったそうです。←ケガって一番やっかいですよね。思いっきり走りたかったり、練習したくても出来ない。でもこの経験がいい経験になったかもしれません。
3)桐生選手の高校時代
高校は京都の洛南高校に進学。100?をとれない狭い運動場での陸上部の練習となったが、ミニハードル等を使い、トレーニングしていました。そんな環境でもここから桐生選手の快進撃が始まるんです!!
結論から言いましょう。
高校3年時の織田記念100m予選で出したタイム10秒01、これが日本歴代2位・日本ジュニア新・日本高校新のタイムです(^^)/
過去に伊藤浩司選手が1998年に10秒00という日本最速タイムを出していますが、それ以来の快挙です。なんといっても、まだ体の出来上がっていない高校時代に10秒1を出したのがすごいと思います!
今後どれだけ伸びていくか楽しみって思ったのですが、実は日本記録保持者の伊藤浩司選手が10秒00を出したのも18歳の時です。桐生選手と同じ高校3年生の時。
そこでふと思うのが、高校3年生ピーク説です。
実は高校3年生はいらない遊びも知らず、無駄なお金もなく、短距離に集中できて、一番記録が出やすい時期なんじゃないかっていう疑惑です(笑)
っていうことで、世界の短距離ランナーで調べてみました。自己ベストが何歳の時に出たのかを。世界トップの選手と、日本人選手でみてみると、、、、どうでしょうか。
カール・ルイスや朝原選手は現役生活が長かったので、徐々に体が変わっていく中で、トレーニング方法や走り方を変えながら、走った結果、いい記録が出たんでしょうね。けど、短距離で長い期間現役でいるってのはすごい自己管理が出来ているんでしょうね。結果、人により自己ベストが年齢はまちまちでしたね。
ということで、現役でもボルト選手もまだまだ記録が出そうな感じで楽しみですし、桐生選手もまだ20歳ですから、まだまだ記録更新、十分いけますね!!
カール・ルイスなんて30歳の時に世界新記録ですもんね。
- ウサイン・ボルト 2009年のベルリン世界選手権で世界新記録9秒58を達成 ? ⇒22歳
- カール・ルイス 1991年の東京世界選手権で当時世界新記録9秒86を達成 ? ⇒30歳
- 伊藤浩司 1998年のアジア大会準決勝で日本新記録10秒00を達成 ⇒18歳
- 朝原宣治 2001年に10秒02を記録 ⇒29歳
4)桐生選手の大学時代
日本代表の拠点である味の素ナショナルトレーニングセンターに近い場所にある東洋大学に入学。その後の輝かしい主な記録を紹介します。
2014年 1回生
- 5月11日 ゴールデングランプリ東京 10秒46を記録し、5位
- 5月16-17日 第93回関東インカレ 10秒05のジュニアアジア記録・日本学生タイ記録 大学初タイトルを獲得
- 6月7-8日 日本選手権で10秒22で初優勝!
- 7月 世界ジュニア選手権で銅メダル獲得!
2015年 2回生
- 3月、アメリカのテキサスで行われた大会 9秒87を記録して優勝!※これとてつもなくすごいんですが、残念ながら3.3メートルの追い風参考記録なんです(T_T)
- 9月、約4ヶ月ぶりの実戦復帰となった日本インカレは10秒19で初優勝
- 10月 布勢スプリント10秒09をマークし、リオデジャネイロオリンピックの参加標準記録を初めて突破!
2016年 3回生
- 4月 テキサスリレーで10秒24を記録
- 5月 関東インカレを10秒3で制し、2大会ぶり2度目の優勝
- 6月 日本学生個人選手権の100m準決勝で3年ぶりの自己ベストタイとなる10秒01を記録。リオオリンピック派遣設定記録(10秒01)を突破し、日本学生記録(10秒05)も更新。また、通算5度目の10秒0台は日本人最多回数となった。※日本人で一番10秒台で走ってるってことです!これ、すごくないですか?
- 6月25日、日本選手権の100m決勝で2大会ぶりの優勝を狙うも、10秒31の3位に終わった。
- つまり、ケンブリジッジ飛鳥(10秒16)と山縣亮太(10秒17)の後塵を拝したのです。負けた理由はレース中に右足がけいれんが起こしたため。レース後の取材エリアでは悔し涙を流したシーンが印象的です(^^)/
このレースの結果、事前にリオオリンピック代表に決まっていた桐生選手と、ケンブリジッジ飛鳥選手、山縣選手が短距離の日本代表に選出されました。
3人ともベストな状態でオリンピックに臨んでほしいですね!決勝に進出するためには最低でも9秒台が必要となってきます。3人とも目指せ9秒台です(^^)/「10秒の壁」を是非破ってもらいたいものです。
2.桐生選手の筋肉は?
短距離選手だけあって、けっこういいガタイをしています。マラソン選手などはガリガリですが、短距離はやはり遅筋ではなく、速筋を使うので筋肥大した体つきです。
高校時代は写真のとおり、まだ筋肉が薄い印象がありましたが、やはり大学になってくると腕回り、肩回りがシッカリしてきました。
<高校時代>
<大学時代>
ではどんな筋トレをして、このカラダを作っているんでしょうか。それは、「骨ストレッチ」です。皆さん、聞いたことありますか?AkkIは実は初めて聞きました。
「親指と小指で體(からだ)の節々を押える」ものらしいです。なんのこっちゃ?ですね(笑) そして、さらに発展させた「骨ストレッチランニング」をしているらしいのです。どんなものかというと「體(からだ)のおもさ(体重)を原動力とし、骨組み(骨格)を巧みに動かすことで筋肉にあまり負担をかけないようにして楽にパワーとスピードを出す画期的な方法」だそうです。
うーん、よくわかりませんね~。ただ、日本記録保持者の伊東浩司さんから教わったらしいので、大丈夫そうです。シンプルにいうと、筋肉にあまり負担を掛けずに力を出したり、速く走ったりする方法なのだと思います。人間って無駄な力が入ったり、本当の力がうまく出せてなかったりしがちですもんね。
ちなみに書籍化もされているようなので、気になる方は是非どうぞ!
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でも大学に入ってから、筋トレを始めており、頻度は週1,2回程度。筋肉を付けすぎると身体が重くなることを懸念しているのでしょうか?確かに高校時代はあまり筋肉がついていなくて、10秒1を出してますから、ムキムキになる恐怖感があるのかもしれません。
確かにイチロー選手のように筋トレをあまりしない選手もいます。それは柔軟性がなくなるからだったと思います。桐生選手も筋トレは同じ方向に力を加えることで、筋肉がある一方にしか強くならないってことを心配しているようです。だから、筋トレは怪我の予防の意味を込めて行っているようです。
色んな考え方があるんですね。ケンブリジッジ飛鳥選手はジャマイカ留学時にボルトのチームに参加し、そこで基礎体力(筋トレ)の大切さを学び、日本帰国後筋トレをはじめて短期間で5キロ増量したそうです。
同じ9秒台を狙う桐生選手とケンブリジッジ飛鳥選手、相反する鍛え方でおもしろいですね(^_-) リオでの快挙が楽しみです!
なお、ケンブリジッジ飛鳥選手についてはこちらの記事がよく読まれていますよ(^^♪⇒【動画あり】なぜ陸上のケンブリッジ飛鳥の筋肉がスゴイのか?
3.なぜ桐生選手は陸上界のホープなのか? 筋肉や大学での記録等大公開!まとめ
さて今回は「なぜ桐生選手は陸上界のホープなのか? 筋肉や大学での記録等大公開!」ということで、チェックしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
筋トレをあまりしないとか、独特で面白い選手ですよね(^^♪
おさらいすると、
①日本陸上界で初の100mで9秒台の記録を出すのは、桐生選手が最も確率が高い! ※10秒台を日本人でただ一人5回出している。
②大学に入ってもそこまで激しい高頻度の筋トレをしていないようなので、AkkI的には本格的なトレーナーについて、必要な筋肉を鍛えればもっと伸びる!と感じます。ただし、柔軟性も確保しながら。
③桐生選手のことをもっと知りたかったら、骨ストレッチを体験してみるべし。
といったところでしょうか。
それでは今回はこのへんで。最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
なお、この記事もよく読まれています。
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