ボディビルと同じく筋肉を評価対象にする競技として「フィジーク」というものがあります。
より見た目の美しさが重視されていて、理想の細マッチョ体型を競う競技と言っても過言ではありません。
そこで今回は、フィジークの内容と理想の細マッチョ体型になるためにどこを鍛えるべきかをご紹介します^^
「フィジーク」って何?
さて、日ごろから細マッチョを目指して筋トレしておられる方も多いと思いますが、フィジークを知っているという人はまだまだ少ないのではないでしょうか。
日本ではマイナーな競技ですが、実はアメリカやヨーロッパではとても人気のある競技なんですよ!
筋肉が評価対象になるという点ではボディビルと同じですが、筋肉の大きさに重きが置かれているボディビルに対して、フィジークは全体的なバランスと美しさに重きが置かれています。
フィジークの評価ポイントをもう少し詳しくいうと、
- 形が良くバランスの良い筋肉
- ステージ上での立ち居振舞い
- サーフパンツのデザインやカラー(サーフパンツ着用がルール)
- 肌の色艶
- 髪型
- 顔
などとなっています。
筋肉の美しさを追求しつつ、「オシャレ」や「カッコイイ」を表現していく競技なんです。
(顔って、、、イケメンが有利ってことですかね?^^;)
そのせいか、出場者のほとんどが細マッチョです。
というより、フィジークにはゴリマッチョよりも細マッチョこそが美しいという考え方があるようです。
上の画像は2014年メンズフィジーク アジア選手権のチャンピオン・長谷川浩久さんですが、やはりボディビルダーとは違って細マッチョ体型となっていますよね^^
(こんな完璧な細マッチョになってみたいものです)
現在日本でフィジークの競技大会を開催している団体は主にJBBFとNPCJの2つとなっていますが、アメリカではミスターオリンピアを開催しているIFBBが毎年ミスターオリンピアと同じ日にフィジークの世界一を決める競技大会を開催しています。
また、アメリカにはフィジークのプロ選手もいて、大会の優勝賞金は1000万円にもなるそうです(おぉ!これは凄い!)
さらにプロ選手にはサプリメント会社がスポンサーにつくことが多く、その収入だけで充分に生活していけるのだとか。
カッコイイ体を作りつつ、(当然、モテつつ)尚且つお金が貰える・・・羨ましい限りです(^^;)
ちなみに、メンズフィジーク アジア選手権の優勝賞金は10万円だそうです。
フィジークとボディビルの違い
この画像はボディビルの世界チャンピオンを写したものです。
まるでアニメに出てきそうな体つきですよね(^^;)
もちろん、これはこれで筋肉が発達しているという意味で美しいのですが、例えば女性目線で見た場合、「恋愛体質としてはちょっと・・・」と感じる女性が多いのではないでしょうか?(多分)
一方、こちらがフィジークの世界チャンピオンです。
ボディビルのチャンピオンと比べると筋肉の発達具合はまだまだで、ゴリマッチョよりは細マッチョよりの体型になっていると思います。
しかし、女性100人にアンケートをとれば、フィジークのチャンピオンの方がカッコいいと答える人の方が多いのではないでしょうか。
それはフィジークが全体のバランスを重視しているからであって、とくに上半身からウエストにかけての逆三角形がポイントとなるからです。
このバランスの良い逆三角形という点は細マッチョ体型と通ずるものがありますよね!
フィジークで評価されるのは理想の細マッチョ体型
こちらもフィジークの大会の画像ですが、見事な逆三角形の細マッチョ体型ですよね^^
このようにフィジーク出場者の体型を見ていると、カッコイイ細マッチョ体型の条件は3つあるように思います。
- 広背筋や大円筋などの上部背筋群
- 三角筋
- 絞れたウエスト
要するに広背筋と大円筋、三角形を発達させることで、ウエストとのサイズギャップを大きくすると、カッコイイ細マッチョ体型が出来上がるという訳です。
視覚効果を利用することになるのですが、それでカッコイイ細マッチョに見えるのであれば、日々のトレーニングに取り入れない手はないでしょう!
そこで、広背筋、大円筋、三角形を大きくするトレーニング方法とウエストの絞り方を以下でご紹介します。
理想の細マッチョ体型を作るトレーニング
ラットプルダウン
ラットプルダウンは広背筋、大円筋、僧坊筋中下部をメインに、三角筋後部と上腕二頭筋も鍛えるトレーニングです。
ラットプルダウンのマシンに座り、バーを肩幅よりやや広い手幅で握り、肩と肩甲骨を下に下げていきます。
この時、背中を丸めずに、肩甲骨を寄せるようにするのがコツです。
私もジムでたまにラットプルダウンをやるのですが、背中が丸まっているとどうしても広背筋への負荷が少なくなります。
10~12回×3セットが目安ですが、私はこれまで広背筋のトレーニングをサボリ気味だったせいか、最初はかなり少ない負荷に設定しないと目安の回数をこなすことができませんでした。
簡単そうに見えるのですが、7回目あたりから急に力が入らなくなってくるんですよね(^^;)
私と同じように、胸筋や上腕筋にばかり興味があって、広背筋のトレーニングが疎かになっている人は多いのではないでしょうか?
カッコイイ細マッチョ体型を作るためにも、今日からはラットプルダウンをトレーニングメニューに加えていきましょう!
サイドレイズ
サイドレイズでは三角形を鍛えることができます。
両手にダンベルを持ち、肩がすくまないようにしながら腕と床が並行になるまで挙げるというトレーニングですが、これもやってみるとかなりの負荷です。
私は上腕三頭筋の筋トレをダンベルで行っているのですが、サイドレイズで同じ重さに設定すると10回できませんでした(^^;)
今までの筋トレが特定の筋肉に偏っていたことを反省しつつ、6か月かけてやっと上腕三頭筋の筋トレ時と同じ重さでサイドレイズがこなせるようになりました。
とはいえ、いまだに腕がプルプルしながらやっていますが・・・
ダンベルサイドベント
ダンベルサイドベントは主に、腹斜筋を鍛えられるトレーニングです。
理想の細マッチョ体型が上半身とウエストのサイズギャップから作られるのだとすれば、腹斜筋を鍛えて脇腹を引き締めるのは必須ですよね!
ダンベルサイドベントのやり方は、片方の手でダンベルを持ち、もう片方の手で頭を抑えます。
このままダンベルを持っていない方向に体をぐーっと倒し、ゆっくりと戻したら、今度はダンベルを持っている方向に倒します。
ダンベルサイドベントは体幹も使いますから、日ごろからある程度トレーニングをしていた人であれば、比較的簡単にできるのではないでしょうか^^v
まとめ
今回は新競技フィジークで評価される体型をヒントに、理想の細マッチョをご紹介しました。
どうやらカッコイイ細マッチョ体型とは、上半身とウエストのギャップ、つまり逆三角形にポイントがあるようですね。
広背筋や腹斜筋などはあまり鍛えていないという人も多いようですが(私もですが)、今後はしっかりと鍛えて理想の細マッチョ体型に近づけていきましょう!